Title

子猿

Artist

竹内 浩一

Koichi Takeuchi

Price

¥ Sold tax in

カテゴリー
日本画
サイズ
27.2×21.8cm
素材
紙本・彩色
その他
共シール

作品紹介

Art Introduction

京都画壇の系譜を受け継ぎつつ、独自の精神性を通して動物を描く日本画家 竹内浩一。慈愛に満ちた眼差しで描き出される動物たちは、皆穏やかで美しい。僅かに灰みを帯びた淡くも深みのある色彩は、優しく動物たちを包み込んでいる。
本作の子猿もなんとも愛らしい。繊細な筆致による毛並みは、空気をたっぷりと含み柔らかく、思わず触れたくなってしまう。丸めて添えられた手足も愛くるしい。しかし、その表情からは意志のようなものも窺える。そこには生命の内なるものがしっかりとすくい取られ記されているのである。

作家紹介

Artist

1941年 −
中学校の時、美術の先生であった大野俶嵩(のちに京都芸大教授となる)のすすめで美術クラブに入り、日吉ヶ丘高校(旧京都市立美術工芸学校)日本画科に進む。高校卒業後、家業の友禅の仕事を継ぐ為テキスタイルの会社に就職。そこで中路融人に出会ったことが、後に山口華楊に師事し、晨鳥社に入塾するきっかけとなる。
趣味として日本画を描き続けながら、テキスタイルのコンテストでも受賞を重ね、25歳の時に会社をやめ独立。山口華楊に師事し晨鳥社に入塾。デザインの仕事をしながら画家としての活動も幅を広げていく。(伊藤忠商事ファション企画室の専属デザイナー)
画家としては翌26歳で日展に初入選し、少しずつその実力を認められ、29歳の時にデザインの仕事に終止符をうち、日本画家としての道を選択。現在無所属。