Title

アルゼリー港ニテ

Artist

鳥海 青児

Seiji Cyoukai

カテゴリー
洋画
サイズ
24.3 × 33.0 cm
素材
ボードキャンバス・油彩
鑑定証書
鳥海⻘児の会 鑑定証書付
東京美術倶楽部鑑定委員会鑑定証書付
その他
永善堂画廊発行・近代1 掲載作品

作品紹介

Art Introduction

本作はアルジェリアの港の風景である。
鳥海⻘児戦前の一九三〇年に渡欧し、そのままアルジェアに一年半も滞在した。画材は現地で 調達し、そこで多く作品を描いたようだ。本作もその一枚と思われる。
地中海を渡り、アフリカへの玄関アルジェ港に入る時、船上から景色なのであろう。
「船から見るアルジェの港は建物白亜、街の中央部に玉ねぎ状の円筒を持った回教寺院が鋭く 旅行者の目を射る。刺激的な一美観がある。」鳥海はそう語っている。アルジェリア最大の魅力 は、アラブの風俗・生活。ヨーロッパの良い所と東洋の良い所を兼ね備えた土地だといい、とても気に入っていた。その景色に惹かれるがまま、筆を走らせたのだろう。素早いタッチで 描かれている。砂地と海の交錯地であるこの場所の独特の湿度感が表現され、叙情的なアルジェ アリアという国の世界観を醸し出す。白い⺠族衣裳を着た人達の姿もおぼろげに見える。
船上からみた港の景色は、新しい土地での生活と未知なるものへの期待にあふれている。

作家紹介

Artist

1902年-1972年
茶色を基調とした渋い色の絵具を厚く塗り重ねて、重厚な作品を描いた。日本の古美術にも関心が深く、収集家でもあった。