洋画
野田 弘志
Hiroshi Noda
1936年 ―
洋画界の俊才として早くから注目を集め、現代日本の具象画壇を代表する画家の一人。
西欧の古典絵画に学んだ徹底的な細密描写によって国内外から髙い評価を得、たゆむことなく第一線で作品の制作を重ねてきた。
物や人、風景などあらゆるモチーフを描き尽くすことを通して、「在る」ということを突き詰めようと探求を続けている。
代表作
『やませみ』1971/豊橋市美術博物館
『聖なるもの THE-Ⅳ』2013/ホキ美術館
略歴
History
1936 | 韓国・全羅南道に生まれる(本籍・広島県沼隈郡柳津村) |
1960 | 白日展白日賞を受賞(’98会員、’82内閣総理大臣賞) |
1961 | 東京藝術大学美術学部油画科を卒業(小磯良平教室)、イラストレーターとして活躍 |
1970 | 初個展を開催、イラストレーターを辞する |
1988 | 野田弘志展-明晰なる神秘-を開催(豊橋市美術博物館/ふくやま美術館他) |
1990 | ベルギーのヘント・ヴェラヌマン美術館で個展を開催(’94野田弘志展) |
1991 | 第14回安田火災東郷青児美術館大賞を受賞 |
1944 | 第12回宮本三郎記念賞を受賞 |
2018 | 上皇天皇・皇后両陛下の肖像画を制作、宮内庁に奉納する |
2019 | 文化庁から地域文化功労者として表彰される |
現在 | 広島市立大学名誉教授 |