洋画

鴨居 玲

Rei Kamoi

1927年-1985年
社会や人間の闇を描き、緊張感に満ちた作品を発表した。
具象絵画の登竜門である安井賞を受賞。
1971年にスペインに渡り、ラマンチャ地方の村バルデペーニャスに暮らして村人たちを描き、老人たちや、酔っ払いのシリーズなどを生んだ。
自画像も多く描いた。人間を愛した画家。

代表作
『静止した刻』1968/東京国立近代美術館
『1982年 私』1982/石川県立美術館

略歴

History

1927 石川県に生まれる
1950 金沢市立金沢美術工芸専門学校(現金沢美術工芸大学)卒業。宮本三郎に師事
ニ紀会同人となる
1952 六甲洋画研究所で後進の指導にあたる
1959 渡仏
1965 南米流浪を経て再びパリに渡る
1969 安井賞を受賞
昭和会優秀賞を受賞
1971 スペイン・ラマンチャ地方の村バルデペーニャスに暮らす
1984 金沢美術工芸大学の非常勤講師となる
1985 57歳で自殺

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