日本画

平山 郁夫

Ikuo Hirayama

1930年 − 2009年
被爆の経験から、平和を願う作品を多く描いた。38歳のときに初めてアフガニスタン、中央アジアを取材して以来、毎年のようにシルクロードと仏蹟の取材を行った。世界の文化遺産保護活動にも精力的に取り組んだ。また、東京芸術大学の第六代・第八代学長をつとめた。

代表作
『仏教伝来』1959/佐久市立近代美術館
『大唐西域壁画』2000/薬師寺玄奘三蔵院壁画

略歴

History

1930 広島県に生まれる
1952 東京美術学校卒業。助手となる
1953 院展初入選
1961 日本美術院賞(大観賞)
渡欧
1964 日本美術院同人
文部大臣賞
1966 カッパドキアの洞窟修道院壁画の現状模写に従事
1967 法隆寺金堂壁画再現事業に参加
1973 東京芸術大学教授
1978 院展内閣総理大臣賞
1989 東京芸術大学学長(~’95、’01~’05)
1993 文化功労者顕彰
1996 日本育英会会長
仏レジオン・ド・ヌール勲章
日本美術院理事長
2005 東京国立博物館特任館長
2009 79歳で死去