日本画

伊東 深水

Shinsui Ito

1899年 − 1972年
華やかな美人画で知られる日本画家。
速水御舟の作品に深い感銘を受け、日本画家になることを決意。鏑木清方に師事。
伝統を継承しながら現代風俗を取り入れ、大衆的な人気を博した。

代表作
『指』1922
『鏡』1947/岐阜県美術館

略歴

History

1898 東京に生まれる
1911 鏑木清方に師事。「深水」の号を与えられる
1912 巽画会展初入選
1914 院展入選
1916 大正末にかけ、絵・彫・摺分業による新版画運動に参加
新聞雑誌の挿絵・口絵の仕事を多くするようになる
1922 平和記念東京博覧会美術展で2等銀牌
1927 大井町の自宅に深水画塾を設立
1932 展覧会開催を目的に青々会結成
1936 文部省美術展覧会委員を委嘱される
1943 海軍報道班員として南方諸島を視察。多くスケッチをする
1948 日展出品作「鏡」に対して日本芸術院賞
1950 画塾の作家・同志と日月社を結成し顧問となる
1953 文化財保護委員会の委嘱で無形文化財技術保存記録木版画を制作
1958 日展理事
日本芸術院会員
1972 癌のため74歳で死去