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  • 没後50年 坂本繁二郎展

     

    今月16日(月・祝日)まで、練馬区立美術館にて「坂本繁二郎展」が行われています。

    約140点の油彩画に加え、水彩画・水墨画など、また郷里の盟友・青木繁の作品も展示されています。

    坂本繁二郎は、久留米に生まれました。

    前述の青木繁は画友でもあり、共に切磋琢磨し絵を学んでいたようです。

    わずか15歳で絹本に描いた水墨画は、恐ろしいほど上手いです。(展示がありますのでぜひ会場にて注目ください)

    その後、青木を追うように上京。39歳で渡仏し、3年後日本の戻ると、その後は画壇の煩わしさから距離を置くように、郷里の久留米で生涯を過ごしました。

    坂本繁二郎が世の中の注目を集めたのは、あの辛辣な酷評で有名な夏目漱石の目に止まった「うすれ日」です。

    柔らかな色彩の牛の絵ですが、どこか画家の痛みを感じさせるようなそんな絵でした。(こちらも会場にて)

    渡仏前は牛を描き、久留米に戻ってからはこよなく馬を愛し馬の絵を描きました。

    晩年は身近なものを題材にした静物画が中心となり、最後は雲上の月が繁二郎のモチーフになりました。

    あの神秘的な月は、仙人のような坂本繁二郎を象徴する作品に思います。

    初期から晩年までの作品が一堂に展示されるというのは、その画家がその時代に何を求め、何を描きたかったのか、その画家の人生が伝わります。

    松尾芭蕉の言った「故人の跡を求めず、故人の求めたるところを求めよ」

    それを体感するには最高の場です。

    これを逃すと、しばらくは大きな回顧展はないように思います。

    ぜひ、足をお運びください。

     

      

    練馬区立美術館 

    没後50年 坂本繁二郎展 
    会 期  2019年7月14日(日)~9月16日(月・祝)

    https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=201906011559351169

     

    坂本繁二郎

    作家紹介>http://eizendo.com/writers/221/

    作品紹介> http://eizendo.com/works/works_author/painting/坂本-繁二郎/

    2019.09.03(火)