作品紹介

隅田川に映える夕日(長谷川利行先生)

長谷川利行の水彩画『隅田川夕映え』です。

油絵とはまた違い、水彩ならではの

色の滲みやぼかしが利用され

赤く染まった隅田川の景色が何とも叙情的です。

1935年の作でまさに利行が放浪生活をしていた時代です。

スケッチブックに絵の具を持って、あちらこちらを周り

その場で描きたいものを一気呵成に

書き上げて行ったのでしょう。

利行らしい味のある筆致でその一瞬の風景が描かれています。

赤く染まった空は街並みをのみ込むほどの強さ見てとれ

水面はその空と町の色が調和し深い色味を見せています。

空、街並、水面の複雑に絡み合った色彩が利行の技量の高さを物語ります。

長谷川利行の色彩美が際立つ小品です。

 

長谷川 利行

『隅田川夕映』

19.8×12.8cm

紙・水彩

1935年作

木村東介シール・東京美術倶楽部鑑定証書付

 

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