作品紹介

牛島憲之(富士)

牛島憲之は1900年に熊本に生まれる。20歳の時に状況し、東京美術学校に入学。

絵を描くことに関しては、特別貪欲で納得いくものが描けるまで決して妥協を許さない強固な性格は亡くなるまで変わることはなかった。

牛島の画風は大きく捉えると10年ぐらいの単位で変化を見ることができる。自身の作品が確立して定評が集まるとそれを嫌い、絵描きはその先に行かなくてはいけないと、その画風から離れるように、また地道にコツコツと歩み出す。絵の具が一筆一筆、丁寧に置かれた画面は堅牢であり、柔らかな色彩と、作品を包み込むような大らかさは、その堅実な姿勢と人柄の現れそのものである。

風景を描き続けた牛島憲之が富士を主題として描くようになったのは、晩年になってのことである。多くの画家が描いてきた富士を自分は描くまいと思っていたが、やはりその美示唆に惹かれ、描かずには居られなくなったそうだ。

本作は葉山の柴崎海岸付近から望む朝富士である。朝の空が醸し出す絶妙な色合いの美しさ。それは牛島憲之ならではの色彩美である。手前にはウィンドサーフィンを楽しむ人の姿が見える。朝の湘南の爽やかな心地よい風が伝わるようで、清々しい富士の姿が豊かで美しい。

 

*10月11日〜19日「移転一周年記念展」出品

 

牛島憲之

『富士』

27.5×45.5cm

キャンバス・油彩 / 牛島葉子鑑定証書付

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